10月度 看護部新人研修を実施しました
今回の新人研修の課題は、「報告の仕方」です。
「物事を正確に、わかりやすく報告する」ということは、シンプルですが、なかなか難しいものです。
わずかな時間の短縮が人命を救うこともある医療の現場では、ことさら「正確、明快、迅速」が求められるため、SBAR(エスバー)と呼ばれる伝達スキルが重視されます。
SBARとは?
Situation・・・・・・・状況 →患者様に現在起きている事象
Background ・・・・・状況の背景→患者様の経過や既往など
Assessment ・・・・・判断 →状況、背景から自分がどう考えているか
Recommendation・・・要望・要請→して欲しい事の提案
より良い伝達に必要な4つの事項の頭文字を取ったもので、この手順にのっとり、落ち着いて伝達することが、看護業務の遂行には欠かせません。
研修に参加した4名の新人看護師にとって、状況の背景と、判断は特に難しかったようです。
研修を終えた、開西病院西3病棟 岡田看護師は「必要な事項をまとめること、患者様に何が起きているかを判断すること、落ち着いて考えることの大切さを改めて学んだ。そして、そのためには、豊富な知識が必要だ、と痛感した。もっともっと勉強していきたい」と語りました。