ささえ愛出前講座『痛みのない冬を過ごそう~正しい雪かきで腰痛予防』を 開催いたしました 【2025年1月30日(木)地域支縁くらぶ白樺】
2ヶ月に1回開催している健康講座、今回は、開西病院リハビリテーション科理学療法士の橋本翔太氏と小沼雅久氏が、雪かきでの腰痛予防をテーマに、講座を開催しました。
腰痛は、日本人の約8割が経験すると言われており、
重たいものを持って作業する
腰を深く曲げたりひねったりする
長時間同じ姿勢で作業する
といった動作で起こりやすく、また、
寒冷にさらされる
長時間の揺れにさらされる
不整地で安全な移動ができない
といった環境も腰痛の要因となります。
腰に負担をかけない雪かきの姿勢として、
・ま(腰をまるめない)
・も(もちあげない)
・り(りょうがわにひねる)
の作業がポイントであり、姿勢以外でも、寒さから体をまもる、水分をこまめにとって脱水からまもる、こまめな休憩で負担からまもる、ということや、防水・防汗・防寒を意識した正しい服装で行うことが、腰痛予防に繋がります。
さらに、雪かきはバスケットボールの試合と同じ運動強度があると言われており、準備運動やクールダウンもとても重要、とのお話がありました。
後半は、腰痛を予防する身体づくりとして、
腰を丸めない・持ち上げないために、
①股関節の柔軟性
②体感・足の筋力
また両側にひねるために
③背中の柔軟性
といった3つのポイントを抑えたストレッチ体操を教えていただき、実際に体験しました。
運動の前後での変化を測定し、少しのストレッチでも効果があり、毎日ではなくても続けてくことで腰痛を予防する身体づくりができる、ということを参加者の皆さんが体感されていました。
参加された方のアンケートでは、実践的な内容でとても良かった、ストレッチをすると気持ちがよかった、身体が軽くなった、これから雪が降るのではと恐れていたので色々とわかりためになった、雪かき前後の運動を考えたことがなかったが今後の雪かき時に教えてもらったことを実践し腰痛を予防したい、予防のための体操を続けていきたい、といった多くの意見が寄せられました。
また当日は、NHK総合の「ぐるっと北海道」の取材があり、その日の夜に番組内で取り上げていただきました。
次回の健康教室は、3月27日(木)10:00~11:30『股関節痛予防教室』を開催します。
参加は無料で、定員は20名様、予約制となっています。皆さんの参加をお待ちしております。
私たち博愛会メディカルグループは『メディカル。つながる。街つくる。』をモットーに、今日も地域と共に未来に向かっています!