ささえ愛出前講座『知っておきたい認知症の症状と関わり方のポイント』を開催いたしました【2024年8月8日(木)地域支縁くらぶ白樺】
今回は、開西病院 看護介護部 認知症看護認定看護師 白取絹恵氏が「知っておきたい認知症の症状と関わり方のポイント」の講話をしました。
まずは、認知症の事を知ろう!の項目で、認知症のなりたちを「記憶の壷」を使って記憶のメカニズムを知り、老化の物忘れと、認知症の物忘れの違いや認知症が進行するとどのようになるのか、そして病気の症状の物忘れ、日時や場所、人の順でがわからなくなるなどの中核症状、環境や体調、不安などで現れる妄想や介護への抵抗や暴力などの周辺症状についてのお話があり、困ったことの周辺症状は、認知症の人がなぜ、そうするのかを考え、安心できる環境の工夫、周囲の理解などで改善することが期待できると話されました。国の施策でも「共生」「予防」をキーワードに、認知症という病気への対応を人格や個性を尊重し支え合いながら共生していく社会へ向けて変化し進んでいるようです。誰もが歳をとったら認知症になってもおかしくない、でもできるだけ自分らしく暮らせるように一人ひとりが自分事として認知症を理解していこうと、みなさんうなずきながら聞いていました。ご両親の介護経験もヒントに、当事者の思いと関わり方や介護家族のケアの大切な事など、参考になる事ばかりでした。
後半は開西病院から和田永年理学療法士が、毎日できるちょっとした介護予防体操の秘訣をわかりやすく説明しました。
歳を重ねるとだれでも体の使い方のくせができてしまい左右のバランスが悪くなり肩、腰、膝の痛みが出ることがあるそうです。毎日、一度は背筋を伸ばして正しい首や背骨、骨盤の位置を思い出す事が大切というお話はなるほど!毎日できる!と学びました。
毎月第2木曜日13:30~15:00 地域支縁くらぶ白樺へ是非お越しください。
私たち博愛会メディカルグループは『メディカル。つながる。街つくる。』をモットーに、今日も地域と共に未来に向かっています!