ささえ愛出前講座『サルコペニア・フレイル』を開催いたしました 【2024年5月9日(木)地域支縁くらぶ白樺】
今回は、開西病院 栄養科 古川 優妃管理栄養士が「サルコペニア・フレイル」の講話をしました。
今回は、栄養士さんからの専門的なお話を聞きたいとたくさんの方が参加されました。
最近よく耳にするサルコペニアやフレイルがどうのようなことかわかりやすく説明しました。
高齢になると、出かける事もついおっくうになり、外出や社会参加の機会が少なくなります。そんな閉じこもりがちの生活になると、運動機能の低下、体力や免疫力の低下、食欲不振、食事摂取量の低下、体重減少、低たんぱく状態、骨量の低下(骨折しやすくなる)など、基本の生活を意識していないと栄養不足の負のスパイラルとなり、健康障害を起こしやすくなったいわゆる虚弱状態となります。それがフレイル(虚弱)と言い、フレイルという状態での転倒は、骨折、入院、認知症などのリスクが高まります。
サルコペニアとは、フレイルの身体的な状態、筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態をいいます。たとえばペットボトルの蓋があけにくい、歩くスピードが遅い、転びやすくなったなどです。
つづいて、参加されたみなさんの現在の状態をチェックしました。指輪っかテストや片足立ちテストもチャレンジし、ご自身の状況を確認していただきました。
栄養、食事の話では、たんぱく質の必要な質量、一緒に摂ると良い栄養素、効率の良い食べ方など、栄養士だからつたこそのミニ知識も交えたアドバイスに、みなさん熱心に耳を傾けていただきました。
食事の幸せや楽しさを忘れず、健康長寿に向けて日々体や心の衰えを予防し続けていきましょう。
毎月第2木曜日13:30~15:00 地域支縁くらぶ白樺へ是非お越しください。
私たち博愛会メディカルグループは『メディカル。つながる。街つくる。』をモットーに、今日も地域と共に未来に向かっています!
次回の出前講座
(毎月第2木曜日 13:30~15:00)
医療・介護の相談室 ささえ愛では、新型コロナウイルス感染症対策に十分に配慮し、定期的に出前講座を開催しています。
【日 時】2024年6月13日(木)13:30~15:00~
【テーマ】健康寿命の新常識「舌が命」
【講 師】開西病院 口腔衛生管理センター 歯科衛生士 主任 佐藤 香代子
【参加料】無料
【申込み】不要(定員20名)
【場 所】帯広市白樺16条西2丁目2-1ダイイチ白樺店内 地域支縁くらぶ白樺
※講座終了後にご希望があれば、医療・介護の相談室 ささえ愛 荒 浩美による個別相談会もいたします。